皆さんこんにちは新入社員のSです。

今回は関西出張で訪れた伊勢神宮の外宮の話をしていこうと思います。

伊勢神宮の外宮は、内宮と並ぶ日本の神道における最も重要な神社の一つで、その荘厳さと神聖な雰囲気に圧倒されました。外宮は豊受大神（とようけのおおみかみ）を祀っており、五穀豊穣や産業の繁栄を司る神として信仰されています。

私が訪れた日、まず感じたのは、境内全体に広がる静寂と清らかさでした。都会の喧騒を離れ、自然に囲まれた神社の中を歩くと、心が洗われるような感覚を覚えます。入り口から続く参道は美しい緑に包まれ、鳥のさえずりと木々のざわめきが耳に心地よく響きます。参道を進むにつれて、日常のストレスや疲れが次第に消えていくのを感じました。

正宮に到着すると、その厳かな雰囲気に心が引き締まる思いでした。木造の社殿はシンプルでありながら力強さを感じさせ、古来から続く日本の伝統と美を象徴しています。手を合わせて祈りを捧げると、豊受大神のご加護と自然の恵みに感謝の気持ちが自然と湧いてきました。特に、豊受大神が祀られていることで、日々の食事や生活の基盤に対する感謝の念を改めて感じました。

外宮の魅力の一つは、敷地内に点在するさまざまな社や御神木、石碑などの見どころです。多賀宮、土宮、風宮といった別宮を訪れると、それぞれの神が持つ独自のエネルギーを感じることができます。特に、多賀宮は外宮の中でも重要な場所で、そこから眺める景色は一見の価値があります。階段を上ると見える木々の合間からの光景は、まさに神聖な空間そのものです。

また、外宮の周辺には美しい自然が広がっており、四季折々の風景を楽しむことができます。春の桜や秋の紅葉など、訪れる時期によって異なる景色を楽しむことができるのも魅力の一つです。私は、季節の移ろいを感じながら、ゆっくりと境内を散策しました。

外宮を訪れたことで、心が浄化され、新たなエネルギーを得ることができました。豊受大神の存在を感じながら、自分の生活や未来について考える時間を持つことができたのは貴重な体験でした。この神聖な場所は、日々の生活に感謝の気持ちを抱き、自然と調和した生活を目指すためのインスピレーションを与えてくれます。伊勢神宮の外宮は、心の平安と新たな気づきを得るための特別な場所であり、再び訪れたいと思わせる素晴らしい神社でした。